小童から始まる

 

私の幼少期を振り返ってみると、実に気の弱い子供でした。

正確には、本当は気の弱い子供です。

表向きは、活発で少し乱暴なのに実は弱気。内弁慶というやつです。

 

親戚からは、この子はやさしいから線が細い。男としては、もっと強く鍛えないといけない。

そんなことを、親戚が集まると言われていた記憶があります。

 

それが、あるきっかけでひどくなる。

 

父の突然の他界。

 

長男である私は、家を守る立場となる。

これからは、お前が家長として家族を守っていくんだぞ。

祖父の代から続く事業を立派に継いでいくんだぞ。

 

結果として、私の弱さを変えろという圧力は増すばかり。。。

 

当時12才であった私は、素直に強くなろうと努力しました。

正しくあれ、家長として責任を持って生きていく。やさしさは弱さ。

 

戦うのが男。戦うとは他を排除すること。。。

 

でも。

 

何か間違っていたのかな。

 

ある日、祖母にこんなことを言われた。

 

「本当の強さは、その奥に優しさがなければだめだよ。」

「この刀を見てごらん。」

「刀は柔らかい鉄を、固い鉄で包んで作る。」

「固い鉄だけで作っても、すぐに折れてしまう。」

「あんたは、優しい子。それを弱さだと思って捨てようとしてる。」

「でもね。それじゃあ、立派な男にはなれん。刀と同じよ。」

 

その日を境に、私は自分の弱さを捨てようとするのではなく、

必要なものとして生きていくと決めた。

 

私が甲冑や刀を持つのは、弱さの表れ。

内面は、弱く、もっさい人間。

 

しかし、いつの日か。

 

日本が世界に誇る、日本刀のようになれるかもしれない。

 

 

自分は気が弱い。やさしいから駄目だな。

と思っている人がいるなら、君には大きな素質が備わっているのかもしれない。

 

 

 

 

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